NARA-wave
ある家族に関する夢のような映像詩。母親の死に気づく少年。葬式にて亡き恋人の霊魂と話す男。日々の小さなことに愉しみを見いだす女。違う場所、違う時に、ある女性は、白川郷の息をのむほど美しい景色を切り取ろうとする。記憶、霊魂、時間、場所が交差する。金井美恵子の短編に影響を受けた作品。
監督・脚本・編集:エドモンド 楊
エグゼクティブ・プロデューサー:安藤 紘平
プロデューサー:FOO Fei Ling, WOO Ming Jin
音楽:WONG Woan Foong
助監督:加藤 結子
撮影監督:Kong PAHURAK, TAN Teck Zee
録音:Kenny CHUA
出演:Berg LEE, TAN Leyteng, 小池 ありさ、他
1984年シンガポール生まれのマレーシア人監督。オーストラリアにて教育を受け、現在、早稲田大学大学院在籍。「金魚」(2009)が、マレーシア人作家としては初となるヴェニス国際映画祭コンペティションに出品。短編作品、Inhalation(2010)は釜山国際映画祭にて、アジア短編部門の最高賞・Sonje Awardを受賞。Last Fragments of Winter (2011)が最新作。また、Woo Ming Jin監督による、水辺の物語(2009)、タイガー・ファクトリー(2010)では、プロデューサー・共同脚本・編集をつとめ、タイガー・ファクトリーはカンヌ国際映画祭にて上映。同作品は東京国際映画祭にて、最優秀アジア映画賞を受賞。