9月11日の金峯山寺奉納野外上映会、そして、同月17日~19日に開催したPRE FIESTA 2011に
はるばるスペインから参加してくださった、ビクトル・エリセ監督。
日本を去る前、奈良市立椿井小学校に立ち寄って、大きなスクリーンを作ってくれた児童たちに向けてお話されました。
「君たちの作ったスクリーンは、どんな凄い映画館のものよりも、
どんな大きなテレビよりも、とても美しく素晴らしいものだったんだよ。
それは、なぜだかわかるかい?
そこには、風が吹いて、布のスクリーンが揺れたから。
僕は、そのスクリーンに吹いた“命の風”に感動したんだ。」
その後、この素敵な言葉のお礼にと、なら国際映画祭エグゼクティブ・ディレクターの河瀨直美氏が、
「風の命」と書いた書を額装してプレゼントしたところ、エリセ監督より、メッセージが届きました。
それを皆さんにお伝えしたいと思います。
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“風の命”ということばに感動を覚えました。
ありがとうございます。
“A Sense of Home”が、その目的を達成すべく、継続的にいろいろな場所で
上映され充実した企画として存在し続けることを願っています。
奈良で過ごした日々の素晴らしい思い出を胸に、そして、映画祭そのものの
バイタリティ・生命力溢れる想いが、今もわたしの中に息づいています。
近頃は、なら国際映画祭にて見受けられたような、映画に対する情熱とピュアな奉仕、
奉納というものを見つけることが困難です。
どうぞ、なら国際映画祭はその精神を続けていってくださいね。
最後に、これらの奈良での経験とともに、椿井小学校への訪問は、私の中の宝物となりました。
子どもたちによろしくお伝えください。
ビクトル・エリセ
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