「アーキネット」

 

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創業者である社長の向井さんは、奈良県の山奥にある西吉野村で、林業を家業とする家に生まれました。

そこは河瀨直美監督の「萌の朱雀」の舞台であり、撮影地は向井さんの実家のすぐ近くで、その頃から河瀨監督とのご縁がありました。

映画でも過疎問題が取り上げられていましたが、この地で林業をしても食べてゆけないという判断で、学校を出た向井さんは大阪の建築業者に就職、その後独立し、平成三年に大安寺町で創業されました。

当初は、公共事業や一般の建築業が中心でしたが、景気の悪化と共に入札も難しくなっていきました。そこで、元々やりたかった住宅建築をすることにしたのですが、価格では大手企業と競争できないため、逆にこだわりのある、自分たちが住みたくなる家づくりをしようと決心されました。

大量に作れてサイズも一定、しかも安価な加工木材が、多くの建築現場で使われています。しかし、そのような合板に使われている接着剤には化学物質が多く、大工さんや住む人の健康には良くないのです。

「私たちは、健康と環境に良い家づくりを行っていますが、それに適する素材は、木目が多かったり、見た目が良くなかったりしますが、その材料の良さが分かる方が注文をしてくださいます。そのような声に、応えていきたいですね」

と、向井さん。

本業の他に、ワークショップや、フリーペーパー「にしごま倶楽部」にて奈良のお店や商品の情報を発信し、地域との繋がりを持たれています。

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なら国際映画祭への思い

 NARAtive作品の「祈」。この作品についてお聞きしたとき、鳥肌が立ちました。偶然とはいえ、昨年の水害以前の映像を残せたというのは、神がかり的なことのように思います。

 まだまだ伝えたい奈良の風景、人の生き方、何気なく送っている日常。これらは、誰も語り継ぐひとがいなければ残らないでしょう。

ならまちでも、大切にされているお店って、県外の人たちにも支持されていることが多かったりします。中の人たちは、自分たちの良さに気付きにくいものなのですね。

 そんな奈良の十津川の風景を、メキシコの監督に撮っていただき、見せていただけるのが嬉しいですね。

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株式会社 アーキネット

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【本社】
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Tel. 0742-63-1121
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