特別招待作品

むすびMUSUBI

むすび2012年/ DV/120分
ストーリー

 

知る人ぞ知る、大阪・西成区におけるおっちゃんたちの物語。

日本最大の日雇い労働者の町、西成。通称、釜ヶ崎。

この町の片隅に平均年齢77歳のグループ「紙芝居劇むすび」がある。

メンバーのほとんどが単身高齢者で、生活保護を受けながら三畳一間でひとり暮らしをしている。
これまで寂しく暮らしてきたおっちゃん達の見せる、

人から必要とされる幸せでほころんだ笑顔は、本当に愛おしい。
繋がりを失い、色々な苦難を乗り越えてきたからこそ、その表情や行動から学ぶところが沢山ある。

 

「むすび」の紙芝居を観ると、日々のしがらみで疲れた気持ちが和らぎ、

無垢で純粋だった子供時代、ありのまま生きていた頃の自分を思い出させてくれる。

 

昔はその日暮らしだった人もいる。
人には言えない悪い事をしたこともある。
高齢だから、入院だってする。

だけど…

同じ目的を持つ仲間ができること。

皆で美味しいものを作って食べること。

どうしても居てほしい、大切な人がいるということ。

笑い合えること。

”生きる”ということ。

 

おっちゃんたちは、紙芝居を通じて色んな人と出会い、つながり、寄り添い、心をむすんできた。
血の繋がりがなくても、お互いを思いやる家族のような温かさを感じる居場所。それが「むすび」。

監督
山崎都世子
プロフィール

大阪府出身。ビジュアルアーツ専門学校大阪卒業。TV番組制作会社を経て、映像制作を主とした「Okoku」を設立。在学中の作品、大阪・西成区で出会った人々との交流を描いた人間記『パンとキリスト 十字架とストーブの下で』がイメージフォーラム・フェスティバルで審査員特別推奨作品に選ばれる。『パンとキリスト』が第10回長岡インディーズムービーコンペティションにて審査員特別賞受賞。『小夜鳴鳥 ナイチンゲール』が韓国インディ・フォーラム2008映画祭にて上映。『僕がキミに出来ること』第10回小津安二郎記念・蓼科高原短編映画祭入選、2008ふかやインディーズフィルムフェスティバル入選。島根県浜田市が舞台で「石見神楽」をモチーフにしたフィクションとドキュメンタリーが融合した作品『さくら』は、第17回映画祭TAMA CINEMA FORUMにて特別招待上映。9
人の女性映画監督が集結した桃まつりpresents kiss! では『たまゆら』で参加。なら国際映画祭2010、Nara tiveにて河瀬直美プロデュースのもと『びおん』を製作。イタリア、第28回トリノ映画祭に正式招待され、フランス、Maison de culture Japon,(パリ日本文化会館)にて上映。2011年、東日本大震災復興支援フィルム「3.11 A Sense of Home Films」に、平均年齢77歳の紙芝居グループを取材したドキュメンタリー『むすび』で参加。関西を拠点にし、独特の世界観で作品を撮り続けている。

特別招待作品

むすび

監督:山崎都世子

チケット情報

種類 前売 Pコード 当日
映画鑑賞一回券 1,000円 550-097 1,300円
映画鑑賞パスポート 3,000円 464-024 3,500円

前売券購入方法

チケットぴあ 電話予約 0570-02-9999(24時間受付)
※公衆電話や発信者番号非通知、一部携帯電話・PHS・IP電話は受付不可
インターネット販売 チケットぴあ(http://t.pia.jp/)
※パソコン、携帯共通
店頭販売 サークルKサンクス、セブン‐イレブン、ぴあのお店
店頭販売 啓林堂書店全店、ホテルサンルート奈良
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