特別招待作品
知る人ぞ知る、大阪・西成区におけるおっちゃんたちの物語。
日本最大の日雇い労働者の町、西成。通称、釜ヶ崎。
この町の片隅に平均年齢77歳のグループ「紙芝居劇むすび」がある。
メンバーのほとんどが単身高齢者で、生活保護を受けながら三畳一間でひとり暮らしをしている。
これまで寂しく暮らしてきたおっちゃん達の見せる、
人から必要とされる幸せでほころんだ笑顔は、本当に愛おしい。
繋がりを失い、色々な苦難を乗り越えてきたからこそ、その表情や行動から学ぶところが沢山ある。
「むすび」の紙芝居を観ると、日々のしがらみで疲れた気持ちが和らぎ、
無垢で純粋だった子供時代、ありのまま生きていた頃の自分を思い出させてくれる。
昔はその日暮らしだった人もいる。
人には言えない悪い事をしたこともある。
高齢だから、入院だってする。
だけど…
同じ目的を持つ仲間ができること。
皆で美味しいものを作って食べること。
どうしても居てほしい、大切な人がいるということ。
笑い合えること。
”生きる”ということ。
おっちゃんたちは、紙芝居を通じて色んな人と出会い、つながり、寄り添い、心をむすんできた。
血の繋がりがなくても、お互いを思いやる家族のような温かさを感じる居場所。それが「むすび」。
大阪府出身。ビジュアルアーツ専門学校大阪卒業。TV番組制作会社を経て、映像制作を主とした「Okoku」を設立。在学中の作品、大阪・西成区で出会った人々との交流を描いた人間記『パンとキリスト 十字架とストーブの下で』がイメージフォーラム・フェスティバルで審査員特別推奨作品に選ばれる。『パンとキリスト』が第10回長岡インディーズムービーコンペティションにて審査員特別賞受賞。『小夜鳴鳥 ナイチンゲール』が韓国インディ・フォーラム2008映画祭にて上映。『僕がキミに出来ること』第10回小津安二郎記念・蓼科高原短編映画祭入選、2008ふかやインディーズフィルムフェスティバル入選。島根県浜田市が舞台で「石見神楽」をモチーフにしたフィクションとドキュメンタリーが融合した作品『さくら』は、第17回映画祭TAMA CINEMA FORUMにて特別招待上映。9
人の女性映画監督が集結した桃まつりpresents kiss! では『たまゆら』で参加。なら国際映画祭2010、Nara tiveにて河瀬直美プロデュースのもと『びおん』を製作。イタリア、第28回トリノ映画祭に正式招待され、フランス、Maison de culture Japon,(パリ日本文化会館)にて上映。2011年、東日本大震災復興支援フィルム「3.11 A Sense of Home Films」に、平均年齢77歳の紙芝居グループを取材したドキュメンタリー『むすび』で参加。関西を拠点にし、独特の世界観で作品を撮り続けている。
種類 | 前売 | Pコード | 当日 |
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映画鑑賞一回券 | 1,000円 | 550-097 | 1,300円 |
映画鑑賞パスポート | 3,000円 | 464-024 | 3,500円 |
チケットぴあ | 電話予約 | 0570-02-9999(24時間受付) ※公衆電話や発信者番号非通知、一部携帯電話・PHS・IP電話は受付不可 |
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インターネット販売 | チケットぴあ(http://t.pia.jp/) ※パソコン、携帯共通 |
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店頭販売 | サークルKサンクス、セブン‐イレブン、ぴあのお店 | |
店頭販売 | 啓林堂書店全店、ホテルサンルート奈良 |