3.11 A Sense of Home Films

日本時間5月18日、第64回カンヌ国際映画祭にて、『3.11 A Sense of Home Films』が正式に発表されました。参加監督の一人ビクトル・エリセ(Victor Erice)監督の来場が決定いたしました。

これは、世界中のさまざまな作家(約20名)に、3月11日に発生した東日本大震災にちなみ3分11秒の短編映像を紡いで貰うプロジェクトです。
仙台の短編映画祭が、3月11日の震災により開催が危惧される中、自分たちに何かできないだろうかと考え、映画祭と関わりのある監督たちに3分11秒の映像を作ってもらうことを発案。

映画作家である河瀨直美がその依頼を受けたところから、なら国際映画祭は『3.11 A Sense of Home Films』という、独自の案を立案することとなりました。

この大震災で、多くの方々が「家/house」だけではなく、「家・ふるさと/home」を失われています。
今もう一度、誰もが“A Sense of Home”(「家」という感覚)から生まれる、“家族とは” “ふるさととは”“祖国とは” というものを再認識・再確認するべきこの機会に、世界中の人と考えてみたい。

    

集まった作品は1本(約60分)に集約し、2011年9月11日(日)に奈良県吉野郡にある金峯山寺にて奉納上映を実施、その後、東北地方など被災地・被災地近郊を巡回上映することとなります。

⇒ 金峯山寺のホームページへ / ⇒ 金峯山寺・奉納野外上映会参加申込について

『3.11 A Sense of Home Films』に参加を表明している監督

音楽界で

  • ビクトル・エリセ/Victor Erice:スペイン
  • 河瀨直美:日本
  • アピチャッポン・ウィーラセタクン/Apichatpong Weerasethakul:タイ
  • ジャ・ジャンク/Jia Zhangke(賈樟柯):中国
  • 桃井かおり:日本
  • レスリー・キー/Leslie Kee: シンガポール
  • イサキ・ラクエスタ/Isaki Lacuesta:スペイン
  • ポン・ジュノ/Bong Joon Ho:韓国
  • チャオ・イエ/Zhao Ye (趙曄):中国
  • 山﨑都世子:日本
  • ペドロ・ゴンザレス・ルビオ/Pedro Gonzalez Rubio:メキシコ
  • アリエル・ロッター/Ariel Rotter:アルゼンチン
  • ナジブ・ラザク/Naguib Razak:マレーシア
  • ウィスット・ポンニミット(通称:タム君)/Wisut Ponnimit:タイ
  • ソー・ヨン・キム/So Yong Kim:韓国/アメリカ
  • ジョナス・メカス/Jonas Mekas:リトアニア
  • カトリーヌ・カドゥ/Catherine Cadou:フランス
  • スティーブン・セブリング/Steven Sebring:アメリカ
  • 西中拓史:日本
  • 百々俊二:日本
  • 想田和弘:日本

以下写真は、現地時間5月17日に行われたカンヌでの記者会見より。
昨年のなら国際映画祭チーフプログラマーのルチアーノ・バリソネ氏も飛び入り参加されました。

『3.11 A Sense of Home Films』今後の上映予定

当作品は、今後、以下の映画祭、および、上映会にて上映が決定しています。
上映をご希望の方は、当映画祭事務局までお問い合わせください。

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