奈良ゆかり/昔なつかしの映画

なら国際映画祭では、地域に根ざした映画祭という活動の一環として、奈良ゆかりの映画を上映します。今回選ばれたのは『雄呂血(よみがな:おろち)』と『鑑真大和尚』の2作品です。

『雄呂血』(1925年、日本)は阪東妻三郎が独立第一作として作成したもので、サイレントの剣劇映画。撮影地は東大寺や氷室神社が選ばれています。戦前の無声映画が完全な形で残っているのは珍しく、貴重な作品です。ラストの大立ち回りが"阪妻"を剣劇王の地位に押し上げた映画と言われています。

『鑑真大和尚/Ven. Jian Zhen』(2010年/台湾)は鑑真和上の渡日のお話です。中国の唐と日本の平城京、奈良の交流を描いています。2010年、奇しくも奈良が平城遷都1300年を迎える年に、台湾で公開されたアニメーション映画。まだ日本では公開されておらず、一見の価値ありです。

奈良の今と昔に思いを馳せながら、ぜひこれらの作品に触れてください。

奈良ゆかりの映画 上映作品

雄呂血/おろち

雄呂血/おろち

鑑真大和尚

鑑真大和尚

監督:蕭 毅君(ロジャー・シャオ)

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